学生組合員が扶養者を亡くし、経済的に学業を続けることが困難になっている学生を援助したいという気持ちからはじまった「大学生協の勉学援助制度」。2009年度よりあらたに「入学前火災事故等に対する見舞金制度」が加わり、2つの支援制度としてスタートしました。
この2つの支援制度は、大学生協が提案しご加入いただく学生総合共済及び保険ではカバーされない部分をきめ細かく補う、奨学・見舞い制度ともいえます。


学生組合員が扶養者を亡くし、経済的に学業を続けることが困難になっている学生を緊急に援助し、学業を継続することに少しでも役立てようとするものです。
いわば、大学生協の緊急奨学金制度ともいえます。
| 応募資格 | 応募方法 | 給付 |
|---|---|---|
|
|
|
※「勉学援助金 支給規則」の詳細は事務局までお問い合わせ下さい。
この見舞制度は全国大学生活協同組合連合会(以下会)が設置し、この会の理事会のもとに置く、勉学援助制度推進委員会が運営に当たります。
大学入学が決まり、アパートやマンション等で一人暮らしをはじめた新入生が火災等で被害を受けたとき、一刻も早く入学準備ができるように被害に応じてお見舞金を送るものです。
自分の家財だけでなく、火災のときは家主様への賠償が発生しますし、水漏れの時には階下の住人への被害も想定されます。これらにも対応できるよう、別途規則に基づいて見舞金が送られます。
★事例 1
初めての自炊で火がついていることを忘れ、やかんが加熱し、まわりの壁に引火して台所周りの修理費用を家主さんから請求された。

★事例 2
洗濯機の水があふれて、階下の住人に迷惑をかけてしまい、多額の弁償費用が必要になった。新学期に予定していた資金が不足してしまった。
| 見舞金の種類と金額 | 応募資格 |
|---|---|
※保険会社等より該当の保険金が支払われた場合、故意、地震等の場合見舞金は支払われません。 |
|

大学生協では、1992年度に「勉学援助制度」を創設しました。扶養者を事故で亡くした学生に対しては、学業が継続できるように学生総合共済の扶養者事故死亡特約共済金を給付していますが、病気死亡などの場合は十分とは言えません。こうした学生に何らかの援助をしようという多くの組合員の声でこの勉学援助制度が実現しました。
創設以来2009年3月末現在、9,907人の応募があり、その内2,272人に合計4億1,990万円が給付されました。
| 年度 | 1992年 | 1993年 | 1994年 | 1995年 | 1996年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 応募人数 | 392名 | 565名 | 616名 | 648名 | 835名 |
| 給付人数 | 71名 | 103名 | 73名 | 89名 | 81名 |
| 給付金額 | 2,115万円 | 3,090万円 | 2,165万円 | 2,660万円 | 2,415万円 |
| 年度 | 1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 | 2001年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 応募人数 | 768名 | 767名 | 708名 | 701名 | 656名 |
| 給付人数 | 77名 | 106名 | 178名 | 144名 | 153名 |
| 給付金額 | 2,270万円 | 3,135万円 | 3,642万円 | 2,864万円 | 3,048万円 |
| 年度 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 応募人数 | 518名 | 528名 | 487名 | 447名 | 458名 |
| 給付人数 | 141名 | 169名 | 170名 | 173名 | 190名 |
| 給付金額 | 1,784万円 | 2,002万円 | 1,992万円 | 2,054万円 | 2,360万円 |
| 年度 | 2007年 | 2008年 | 1992年からの累計 |
|---|---|---|---|
| 応募人数 | 399名 | 415名 | 9,907名 |
| 給付人数 | 159名 | 195名 | 2,272名 |
| 給付金額 | 1,920万円 | 2,474万円 | 4億1,990万円 |
| 前年度よりの繰越 | 4,954万円 | |
| 収入 | 1.出資金返還時の学生寄付 | 1,279万円 |
| 2.会員生協賛助会費 | 339万円 | |
| 3.個人寄付・グッズ販売等寄付 | 9万円 | |
| (収入合計) | 1,627万円 | |
| 支出 | 給付金 | 2,474万円 |
| 次年度への繰越 | 4,107万円 |
| 大学生協勉学援助推進委員会委員長 | 福本 俊 |
| 全国大学生活協同組合連合会理事 | 日本女子大学教授 |
希望をいだいて入学した大学を、親の失業、事業の破綻、病気、その他さまざまな理由で退学を余儀なくされる学生がたくさんおります。経済的な理由で退学する場合は、教育の機会均等の視点からも大きな問題があり国も大学も対策を検討していますが、きわめて不充分といわざるを得ません。
大学生協では共済制度を進める中で、特に病気で扶養者が亡くなられた場合、生命共済で10万円が扶養者死亡特約として給付されますが、それだけでは十分とは言えず、たすけあいの基金を作り経済的に困難の大きい学生に緊急の支援をする「勉学援助制度」を設け、学生の支援に取組んでまいりました。これまでに2,272人に給付し学業を継続できる応援をしてまいりました。給付金の財源は組合員、生協職員また生協からの寄付金です。財源の関係から、2008年度は給付ができた学生は応募した学生の半分にも達しないのが実情です。一人でも多くの学生が学業を継続できるよう、皆さんの寄付で運営されるもうひとつのたすけあい制度へのご理解をいただき、是非とも賛助会員として登録と財政支援の寄付をたまわりますよう、心よりお願いする次第です。